英語の勉強の成果を確かめるために英語のテストを受けたい。
だけど、7,810円かかるTOEICは気軽には受けられないですよね。
無料で受けれるEF-SETであれば気軽に受けられそうだけど、難易度や実際にどんな問題が出るのか気になる。
この記事を読めば、全体の難易度やどんな問題が事前に出るのかがわかります。
実際にテストを受けた直後の私が率直な感想をお伝えします!
目次
EF-SETのレベル(難易度)はどのくらい??
正直、かなり難しかったです。
今回対策なしで受験してみましたが、回答方法が独特だったり、単語のレベルがかなり高かったりなど、TOEICよりも難しい印象を覚えました。
まずは、この記事を読んで問題の出題様式を事前しっかり理解しておくことが高得点を狙うためのポイントになりそうです。
さらに、語彙力を増やしたり、ネイティブの話す速さでのリスニングにも慣れておくとより高得点を狙えるでしょう。
EF SETってなに?
EF (Education First)社が提供している、無料の英語テストです。
テストは、90分テスト、50分テスト、15分テストの3種類があり、全て無料で受験できます。
- 90分テスト:リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を測れる。
- 50分テスト:リーディングとリスニングの技能を測れる。
- 15分テスト:気軽にリーディングとリスニングの技能チェックができる。
90分テストと50分テストは、CEFRに準拠したテスト結果が得られ、証明書が発行されるので、履歴書に書くこともできます!
1965年にスウェーデンで創業して以来、100以上の国にオフィスを構えて、留学などの教育支援や、EF helloという英語学習アプリ、また、今回紹介するEF SETという無料の英語テストを提供しています。
どんな問題が出る?出題様式は?
90分テストは下記のような時間配分で問題が進みます。
- リーディング 20分
- リスニング 20分
- ライティング 35分
- スピーキング 15分
それぞれのセクションごとに、タイマーがスタートする仕組みになっているので、セクションごとに解き始めたら最後まで問題を回答する必要があります。
リーディング
リーディングセクションは、下記の3つの大問に回答します。
- 空欄補充問題(10問)
- 2つの英文を読んで、質問に答える問題(10問)
- 英文を読んで質問に答える問題(8問)
空欄補充問題(10問)
英文の中の1部分が空欄になっていて、補充する問題です。
と思っていましたが、これがかなり難しかったです。
似たような単語が並んでいたり、結構難しい語彙が続いて心が折れました・・・
知識問題になるので、わからない問題は深く考えすぎずに、次の文章問題に時間をかけた方が良いです。
2つの英文を読んで、質問に答える問題(10問)
200語程度のA, B 2つの英文を読んで、10個の質問に対して、英文Aが当てはまるのか、英文Bが当てはまるのか、どちらも当てはまるのか、どちらも当てはまらないのか、という形式で答える問題です。
今回は、一往復のビジネスメールのやり取りでした。
本の供給元が値上げをすることを伝えるメールに対して、代理店が購入品目を変更するような回答をするメールのやり取りの英文です。
それに対して、それぞれがどういう立場なのか、不利益を被るのはどちらなのかなど、読む量も多いし、考えて答える必要がある問題が多いので、結構苦戦しました。
流し読みはせずに、2つの英文をしっかり理解してから、問題文を回答していくという流れが良いでしょう。
英文を読んで質問に答える問題(8問)
300語程度の英文を読んで書く問題に答えます。
この問題についても、テクニカル的に答えられる質問は少なく、しっかりと文章を理解していないと答えられない問題が多いです。
今回は、スマホアプリに関する文章でした。
それに対して、どういうことを言っているのか、選択肢の中で正しいものはどれか、この文章では今後どういうことが起きると言っているかなどに答えていきます。
まずは、質問文を読んで、どんなことに気をつけながら読んだ方がいいのかを理解してから、本文を読み始めるのがいいと思います。
リスニング
リスニング問題は少しクセがありました。
- 6つの音声がどういうことを言っているかを答える問題 ×2問
- 2人の会話の内容について答える問題(10問)
- 10人の質問や発言に対してどういう回答をするかを選ぶ問題
なぜかというと、大問が4つ分あるのですが、それぞれの音声は一気に再生されます。
音声は2回自分のタイミングで再生できるので、
問題文をしっかり読む
↓
音声を流す(1回目)
↓
わかる問題を答えて、わからない問題の問題文をもう一度読む
↓
音声を流す(2回目)
と言う流れで、しっかりと問題文を理解してから音声を再生する必要があります。
細かく解説していきます!
6つの音声がどういうことを言っているかを答える問題 ×2問
シチュエーションに沿った6つの英文が連続して流れます。
6つの音声がそれぞれ「どういう類のことを言っているのか」ついて答える問題です。
どんどん次の英文へと進んでしまうので、音声を再生する前に、それぞれの選択肢をしっかりと読み込んでおく必要があります。
今回は、空港に関する問題と電気屋に関する問題の2問が出題されました。
2人の会話の内容について答える問題(10問)
約2分の会話を聞いてから、それに関する10問の質問に回答します。
休日の過ごし方に関する会話だったのですが、結構会話が複雑で、理解するのが大変でした・・・
この問題も2回聞くことができるので、しっかり質問文や選択肢を読んでから回答するのが良いでしょう。
10人の質問や発言に対してどういう反応をするかを選ぶ問題
この問題は、短い質問や発言に対してそれぞれどういう回答をするのがベストかを回答する問題です。
一問一答形式なので、得点するチャンスです!
1問ずつ回答時間があれば良いのですが、これも10人分の発言が連続して再生されますので、事前に問題文を読んでおく必要があります。
ライティング
個人的には、ライティングが一番簡単でした。
問題は6問あり、それぞれの質問に対して、ターゲットとなる語数以上で回答するというものでした。
例えば、「月のお金の使い方について90語以上で友達にアドバイスをしてください」などのような問題です。
自分のアイディアを書く必要はありますが、できるだけ簡単な単語を使って、ターゲットの語数を達成しましょう。
スピーキング
スピーキングは、2つのセクションに分かれています。
- 聞いた英文を発音する問題(6問)
- 質問に対して自分の意見を言う問題(6問)
聞いた英文を発音する問題(6問)
聞いた英語をそのまま発音する問題です。
初めは簡単なんですが、後半に進むにつれて語数も増えてきてかなり難しいです。
しかも、英文は表示されません!
どちらかというとリスニングの問題なんじゃないか!?と思ってしまうほどでした・・・。
ちょっと長めの英文を記憶して回答する練習をしておくと良いかもしれません。
質問に対して自分の意見を言う問題(6問)
このセクションでは、質問文が画面に表示されるので、リスニングのスキルはほどほどで大丈夫なのですが、こちらも、後半に進むにつれて、考えるのが難しくなります。
回答は2回でき、1回目の回答の後、2回目の回答をするタイミングは自分で選択できるので、1回目と2回目の間で何を言うかを考えておいてから、2回目で自分の本気の回答をすると言う流れがいいでしょう。
1回目の質問+回答
↓
(ここで考える時間がある)
↓
2回目の質問+回答
結果・スコアの指標は?
EF SETの結果は、国際指標であるCEFRに対応しています。
TOEICの点数と比較してみると、EF SETの難易度がわかるかと思います。
CEFR | EF SET | TOEIC (R&L) Total Score |
pre-A1 | 0 – 20 | n/a |
A1 Beginner | 21 – 30 | 120 – 220 |
A2 Elementary | 31 – 40 | 225 – 545 |
B1 Intermediate | 41 – 50 | 550 – 780 |
B2 Upper Intermediate | 51 – 60 | 785 – 940 |
C1 Advanced | 61 – 70 | 945 – 990 |
C2 Proficient | 71 – 100 | n/a |
引用:Mapping ETS’ tests onto the CEFR、EF SET「英語力レベル」
対策なしで受けた結果を大公開!
今回私は、EF SETのスコアは54点、CEFRに換算すると「B2」(Upper Intermediate)でした。
総合点だけでなく、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能それぞれの点数を表示してくれるので、自分がどの能力が足りていないかもわかります。
今回は私の場合、ライティングのおかげでスコアが引き上げられているのがわかります。
受験方法は?
最後に、EF SETの受験方法を紹介します。
まず、ef set と検索して、一番上に出てくるサイトをクリックします。
次に、今すぐテストを受けるをクリックすると、どのテストを受けるかが選択できる画面へとスクロールされるので、テストを受ける(90分)を選択します。
最後に、名前やメールアドレスを入力して、proceedをクリックすると、音声チェックの後にテストが開始されます。
まとめ
今回は、無料でCEFRに準拠した証明書まで発行される英語のテスト、ES SETの紹介を行いました。
日頃の英語のテストの腕試しにぜひ受験をしてみてください。
また、今回のテストを受けて自分の英語力が足りずに悔しい思いをした方は、オンライン英会話で、英語力アップさせるのがおすすめです。
ネイティブキャンプなら、忙しい会社員でも時間を選ばずにいつでもレッスンを受けることができます。
まずは、無料会員登録をして、英語力向上の第一歩を踏み出してみませんか?