オンライン英会話で副業の話題について話していたら、講師が「Side Hustle」という単語を使っていた。
調べてみたら、Side Hustle, Side Job, Side Business, Second Job など、副業を表す単語がたくさん出てきた・・・
副業を表す単語のニュアンスの違いを知りたいけど、Google翻訳に突っ込んでも全部副業って訳されるし、検索してみても違いに関する情報はなかなか出てこない。
ネイティブがどう使い分けているのか知りたいですよね。
私が実際にHello Talk というアプリを使って、ネイティブスピーカー5人(アメリカ人3人、カナダ人1人、ニュージーランド人1人)に聞いてみたところ、実は絶妙な意味の使い分けがあることがわかりました。
目次
Side Hustleの意味は?
Side Hustle
意味:空き時間に行う副業
YouTuberやブログなど、本業とは別の自分の趣味や特技を活かして収益を得るようなイメージのようです。
また、スラング的なニュアンスでカジュアルな響きがあるようで、友達と話す時などにしか使わないという人もいました。
「Side Hustle」と似た意味を持つ他の英語表現との使い分け
「副業」を表す英語表現の代表的なものには、side hustle、side job、side business、second jobの4つがあります。
それぞれの単語の意味の違いについて、ネイティブ5人に下記のように聞いてみました。
side hustle, side job, side business, second job
サイドハッスル、サイドジョブ、サイドビジネス、セカンドジョブの意味の違いを教えてもらえますか?
人によって、見解が違う部分もあったんですが、私なりに意味の違いをまとめてみました!
- Side Hustle:
本業とは別の趣味や特技を活かした副業。少しカジュアルな印象がある。 - Side Job:
日本語の「副業」に一番近い。本業とは別の収入を得るための仕事。 - Second Job:
本業と同じようなことを行なって収入を得るような仕事。安定していて、就労する頻度も高い。ダブルワークの二つ目とか兼業のイメージ。 - Side Business:
本業と並行して行う小規模ビジネス。そのビジネスの所有者が使うイメージがあるので、日本語の「サイドビジネス」とはちょっと意味が違う。
分かりやすい具体例
Hello Talkを使って英語ネイティブの友達に色々聞いていたら、日系アメリカ人の友達から、こんな連絡が来ました。
I can explain in a phone call in detail if you like
I would have been a great example because I have 3 jobs and a side hustle
今運転中で手が離せないんだけど、電話でなら詳しく説明できるよ!
私、めっちゃいい例になると思う、だって、仕事3つとサイドハッスルを1つしてるから!
そんなこと言われたら電話するしかない!と思ってすぐ電話で聞いてみました。
すると、自分がどのような働き方をしていて、それぞれの仕事に単語を当てはめるならこれ!ということで、それぞれについて詳しく教えてくれました。
- Main Job:レストランのウエイター 週4(毎週 昼夜)
- Second Job:レストランのウエイター 週3(毎週 朝)
- Side Job:レストランのウエイター 週1(月曜の夜だけ)
- Side Hustle:翻訳家(英語 – スペイン語・日本語、不定期)
Main JobやSecond Jobは、どちらも毎週同じ時間働くことが決まっていて、主な収入源になっている。
Side Jobは週1だし、やらなくても生活はできるけど、追加の収入が欲しいから週1で働いている。
Side Hustleは不定期だし、本業とは全く別物の特技を活かした仕事であるからSide Hustle。
また、Side Jobは、例えばウエイターが料理を提供する仕事(main job)以外の、掃除をしたり、ナプキンや食器を用意したり、食器を洗ったりする仕事をする場合にも使うことがあるようです。
ネイティブの意見まとめ
Hello Talkのチャットで聞いたネイティブの意見をまとめてみました。
サイドハッスルは、スラングで友達との会話とかカジュアルな場面で使います。
Side business refers to a job that you are the owner of
サイドビジネスは、あなたがそのビジネスのオーナーである時に使います。
Side job is a casual job that you pick up once in a while.
サイドジョブは、いつでもすぐにできるような仕事のことです。
Second job is more like another part time job or full time job that you are doing that takes up the same amount of time and effort as the other job you’re doing
セカンドジョブは、あなたが今やってる仕事と同じだけの時間や労力を注ぎ込むもう一つの仕事のようなものです。
全部本業とは別の仕事のことで、Side Hustleはスラングだけど、あとは大体同じ意味かな。
セカンドジョブやサイドジョブは、実際に行く必要があるけど、
Side hustle side business: can be something you have set up to make you money online, e.g. making an online course or e-book
サイドハッスルやサイドビジネスは、オンラインコースとかe-bookとかオンラインで稼げる方法かな
Something that can make you money passively
You can put it online and forget about it
オンラインに置いておけば忘れてしまっても受動的にお金を得られる方法って感じ。
サイドハッスルは、やらなくてもいいけど、楽しみながら稼げる方法。
A second job is usually more of a necessity!!
セカンドジョブは、普通、生計を立てるのに仕事。
It’s the same concept with side job, but side business could be the same as a side hustle, as well!!
サイドジョブはセカンドジョブと同じで、サイドビジネスはサイドハッスルと同じイメージかな!
これでニュアンスの違いは完璧!
今回は、Side Hustleをはじめとした「副業」の英語表現について、ネイティブの意見をもとにまとめてみました。
- Side Hustle:
本業とは別の趣味や特技を活かした副業。少しカジュアルな印象がある。 - Side Job:
日本語の「副業」に一番近い。本業とは別の収入を得るための仕事。 - Second Job:
本業と同じようなことを行なって収入を得るような仕事。安定していて、就労する頻度も高い。ダブルワークの二つ目とか兼業のイメージ。 - Side Business:
本業と並行して行う小規模ビジネス。そのビジネスの所有者が使うイメージがあるので、日本語の「サイドビジネス」とはちょっと意味が違う。
ぜひこの単語を使いこなして、外国人とのコミュニケーションをスムーズに取ってみましょう!